Chinmiへ
筑摩書房から出ている
新・ちくま文学の森11の
ごちそう帳、を
読んでいます。
さまざまな作家が記した「食」に
まつわる随筆を集めた本です。
井伏鱒二の、
今宵は仲秋明月
初恋を偲ぶ夜…
という詩から始まり、
朝めし
山鳥
鯛の妙味
焼筍
…など
タイトルだけでも
そそられます。
今日読んだのは
冷や飯に沢庵/著 子母沢寛
増上寺のお坊様のお話を
書き起こしたもの。
「飯じゃがね、これはつめたいに
限る。たきたてのあたたかいのは、
第一からだに悪いし歯にもよくない」
「酢をすっかり煮込んでこれを
冷やしてから(冷や)飯に交ぜ、
沢庵の中身のうまいところを細長く切って
(海苔巻を)こしらえるのじゃ」
ふぅむ、非常においしそうな
気がしてきます。
表紙絵は安野光雅。
この本にぴったりの
絵だと思います。
Konte
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